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肝血管腫は大きさによっては手術をした方がよいのか

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肝血管腫とは肝臓にできる良性の腫瘍で、毛細血管の一部が増殖してある程度大きくなったものです。
女性に多く発症するようですが、原因ははっきりとはわかっていません。
先天的要素が強いとも言われています。
新生児や乳幼児に見られることもあります。
女性ホルモンも関係していると考えられていて、出産経験のある女性は血管腫が大きくなりやすい傾向にあるようです。
 自覚症状はほとんどなく、健康診断や人間ドックのエコー検査で初めて見つかる人が多いです。
肝血管腫は肝臓にできる腫瘍の中でも最も一般的で良性なものと考えられます。
急激に大きさが変わることもほとんどないのですが、稀に大きくなって痛みを感じることがあります。
通常は肝血管腫が見つかっても経過観察となり、1年に1回くらいのペースで大きさに変化がないかを見ます。
 肝血管腫を診断するのに最も適した検査と言われているのはMRIです。
放射線を使わないため安全度の高い検査です。
エコー検査で異常がないと言われても、心配であればMRIを受ければより精密に調べることができます。
その際、血管の状態や肝臓の血流状態を把握するためにガドリウム製剤という造影剤を使用することもあります。
肝血管腫の大きさや医師の判断によってはCT検査を行うこともあります。

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 肝血管腫の多くは良性で悪性になることもないと考えられているため、特に治療は行わないことが多いのですが、大きさや症状によっては手術をする場合もあります。
ごく稀に大きさが徐々に大きくなり、近くの臓器を圧迫して痛みを感じることがあります。
痛みがなければさほど支障はないのですが、痛みを生じたり、肝血管腫が4cm以上の大きさになって何らかの原因で腹部に大きな衝撃を受けたりした時に破裂する恐れがある場合は手術が適応されます。
 手術をする場合は、肝臓ではなく、肝血管腫の核部分を切除するのが普通です。
手術の方法としては、お腹の中に小さなカメラを入れて腫瘍を取り除く腹腔鏡下手術があります。
開腹手術に比べ、傷の大きさも小さくて済みます。
手術は全身麻酔で行われ、手術後は2週間ほどの入院が必要です。
切除以外の治療方法としては冠動脈塞栓術という肝臓に流れている血液を止めてしまう方法や、放射線治療を行う方法があります。
 初めて肝血管腫と言われるとどんな病気なのか不安になると思いますが、基本的には年に1度くらいのペースで大きさに変化がないかの定期検査をし、もしも急激な大きさの変化があった場合は手術の可能性もあるのだと考えておくのが良いでしょう。

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