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胆汁はなぜ緑色なのか

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激しい嘔吐に襲われたとき、嘔吐物が緑色だったりすると気になったりします。
緑色の嘔吐物がでるのはなぜでしょうか。
食べ物をすべて吐き出してしまうと、あとは胃液が出てきます。
胃液は、透明、または白っぽく、酸っぱい味がします。
喉を通ると、痛みを感じることがあります。
胃液が出てしまったら、嘔吐物が緑に見えるようになり驚くことがあります。
嘔吐物が緑色で苦味があるのは、胆汁が混じっているからです。
緑色の胆汁を吐くほどの嘔吐は、それだけで脱水症状など、命にかかわることがあります。
病院へ行くという選択肢にはなりにくいですが、嘔吐物が緑色の場合、病院へ行き、原因は何か、脱水症状を起こしていないかなど調べてもらうといいでしょう。
胆汁は肝臓で作られる黄褐色の液体です。
肝細胞で生成される弱アルカリ性の液体で、食物中の脂肪を乳化し、反応しやすくする役割があります。
消化にかかわりますが、消化酵素は含まれていません。
栄養素の吸収の大部分は小腸で行われますが、胆汁の働きによって脂肪の消化、吸収が促進されます。
作られたばかりのときは、ほとんどが水分でできていてサラサラです。
これが胆のうに送り込まれ、溜められることで10倍近くに濃縮されます。
肝臓でつくられた時は黄褐色ですが、胆のうに溜められている間に酸化して緑色に変化します。

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胆汁の成分は、胆汁酸、胆汁色素、コレステロールなどです。
このコレステロールは、体外に排出されるものです。
成分の中に、よい働きをするものと、体の外に捨てるものがいっしょに含まれています。
胆汁は肝臓で作られた後、胆のうへと運搬され貯蔵されますが、脂肪の多いものを食べるなどして必要な状態になると、胆のうから十二指腸へと排出されます。
胆のうは、胆汁を濃縮、貯蔵して必要に応じて十二指腸に排出するためだけに存在している器官です。
胆石症などになると、手術によって胆のうを取り除くことがあります。
胆のうを取り除いてしまうと、貯蔵する機能が失われるため、胆汁が肝臓から垂れ流されるような状態になります。
そのため、手術直後は脂肪の多い食事を摂ると消化不良となることがあります。
しかし、胆のうの摘出からしばらくすると、体がその状態に順応し問題とならないことが多いです。
脂肪の消化、吸収を助けた胆汁は、小腸の末端でその多くが再吸収され、再び肝臓に戻され再利用されます。
この時、再吸収されなかったものは大腸まで流れていき、腸内細菌に分解されるなどして便として排泄されます。
肝臓でつくられ、胆のうで緑に変化し、胆汁は便の色付けも行っています。
緑から黄土色へ、便の色の変化は腸内細菌が引き起こします。

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